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3にゃんずとドタバタ

3にゃんずとドタバタ

2008年 2Q

4月
土曜の夜恒例のレイトショー鑑賞。
4月は4本。
『クローバー・フィールド』
『フィクサー』
『大いなる陰謀』
『紀元前1万年』


公開初日の「クローバーフィールト/HAKAISHA CLOVERFIELD 」を、旦那ドンに連れて行かれた形で観ることになりました。

初日のせいか、劇場内は観客がいっぱい。
予告編を何度も観たけど、世間的にはどういう位置づけなのだろう?
テレビも雑誌も読まないので、一般の事前反響がわからない。

こういう映画は、予告から推測するに、大作としてヒットするか、あるいは実はB級で予告編では魅せるけど実際はちょっとね、という、どちらかのパターンが多い。


これはどちらのタイプに入れればいいのだろう?
こういう技法の作品は前にもある(ブレア・ウィッチ・プロジェクトとか)から、斬新というわけでもないけど、まあアイディアの勝利という感じはする。



原因もわからないし、これを拾った人が見ている設定だけど、だからどうこうという検証を行っているわけでもなく、観客に、とにかくパニック感を与えるという点ではご・・・合格なんですかね。

ただね。つ・・・疲れました。パニック・ムービーはしばらくもうよいかな。


『フィクサー MICHAEL CLAYTON 』

好きな俳優の一人、ジョージ・クルーニーの作品。ちょっとくたびれたようなニヒルな約が似合いますねえ。
今回は、汚れ弁護士で、ギャンブル大好きなんんて、そういうもの悲しい配役、ぴったりです。

最近、「ナイロビの蜂」もそうですが、こうした製薬会社の黒い部分を扱う作品がたまにありますね。

そして、それは大河ドラマのような一大ヒューマン・ドラマとしてとても見ごたえのある作品の場合が多いです。


『大いなるい陰謀 LIONS FOR LAMBS 』

ロバート・レッドフォードが監督、出演している政治大河ドラマ系?とでもいった作品でしたね。
これ、ブッシュ政権を批判したメッセージ映画なんでしょうか。
なんか、インディオと黒人の賢い青年が犬死してしまったようで、後味悪く、考えさせられる内容でした。

それにしても、メルリ・ストリープスもトム・クルーズも演技上手すぎ!!
言い合うところなんて、鳥肌が立ってきました。



『紀元前1万年 10,000 B.C. 』
皆さんおっしゃているようですが、マンモスが絶滅したのが、紀元前1万年前後。だから、マンモスを登場させるとなると、どうしてもこのあたりの時代に設定しなくてはいけないわけです。

一方で、ピラミッドを作ったり、流暢な英語のような言語で話したり、挙句の果てに、暑い国にたどり着いたら、結構な軍隊をなしたり、体操な船を作る技術があったりと、4~5000年くらい時代が一気に進んでしまったような内容で、ちょっと時代考証的に矛盾点が気になっちゃっいました。

まあ、エンターテインメントとして何も考えずに見るにはいいのかもしれません。


5月
旅の機内で2本
『The Great Debaters(原題)』
『マイ ブルーベリー ナイツ』

土曜の夜恒例レイトショー鑑賞。5月は 3本。
『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』
『最高の人生の見つけ方』
『チャーリー・ウィルソンズ・ウォー』


GWに乗った国際線フライトで、映画『The Great Debaters 』を観ました。

いつも引用する全洋画オンライン ALL CINEMA ONLINE にもまだ出てこない作品ですが、これ日本で公開してくれないかしら。
主役はデンゼル・ワシントン扮する弁論部監督の大学教授。時代はまだ黒人差別が残る1930年代ごろ?
黒人の通う大学の弁論部所属の大学生が、力をつけて、ついに白人のエリート校ハーバード大弁論部とたたかうのだけど、サブ・ストーリーでは、小作として搾取されている黒人たちが立ち上がって行く、という話も進行していて、
なかなかの佳作です。
日本で公開してくれたら、大画面で見直したいのにな、と思う作品でした。


GWに乗った国際線フライトの往路で、映画『マイ・ブルーベリー・ナイツ MY BLUEBERRY NIGHTS 』を観たのですが。。。

中国路線で上空滞在時間が短く、アーン!!最後の数十分間、見られませんでした<(`^´)>
最後、どうなるのでしょう?スター・チャンネルでまた、そのうちやってくれないかしらん。残念!


『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド THERE WILL BE BLOOD 』。
いやあ、実に重かった~。怪優・ダニエル・ディ=ルイスの演技が、怖いです。あの頃は、ちょっと頑張って、悪知恵がついた人がとにかくアクションを早く起こすことが「勝ち」という時代たったんだろうなあ。
そして、人を信じられず、金だけが支えとなった人もまた、多かったんだろうなあ。
今、21世紀に同じことをしても、世間はもっと複雑で、もっと狡猾で、やり辛い世の中だから、上手くいくとは限らない。
時代とマッチする人のみ、勝ち組になるんだなあ。



オスカー俳優2大対決の『最高の人生の見つけ方 THE BUCKET LIST 』。

旅行好きの私には、出てくる舞台が世界各国でたまりません。予想外のおみやげ付き作品になりました。
それにしても、先週がドロドロした重ーい作品だっただけに、なんだか、ちょっと爽やかでホロっとする作品に癒されました。
余命6ヶ月と宣告された初老の男性二人が「棺おけに入る前にやりたいことリスト」に基づいて、したいことを果たしたり、旅に出るという話。
現実離れしているとか、そういうことはどうでも良くなるくらい、このお二方の自然に思える演技に、もうすっかり心をつかまれてしまいました。
たまには、ドンバチも何もないこんなハートフル・ムービーで癒されるのも良いなあ。


『チャーリー・ウィルソンズ・ウォー CHARLIE WILSON'S WAR 』。

何だか、「911の布石となる理由がここに」というメッセージの米国がアフガニスタンに支援するお話。
ちょっと真面目な感想を書くと、戦後処理って如何に大切かということをあらためて実感できるような怖い話です。



6月
土曜の夜恒例のシネマイクスピアリ でのレイトショー鑑賞。
6月は 2本。
プラス、遠征して1本
の、合計3本。

『ザ・マジックアワー』
『ミスト』
『西の魔女が死んだ』

テレビでまくりの三谷幸喜が監督の『ザ・マジックアワー 』。

三谷作品って、わざとらし過ぎが鼻につく人はダメでしょうし、
この世界観に膝ポンで喜ぶ人は、たまらなく絶賛しますし、
その差が大きい評価をされることが多いように感じます。

私は、結構すんなり受け入れられちゃう派なのです。
もちろん、too muchな感も否めませんけど、
まあ何も考えずにスカっとしたい時に見ると、これ最強。
同じ流れで『ラヂオの時間』も好きなんだなあ。


地元のシネコンで結局かかりそうにないので、
次に近いシネコン(この場合、下り電車は含めない)、お台場にて
スティーブン・キング原作の『ミスト THE MIST 』を観て来ました。

原作とはかなり異なる結末だということですが、
原作未読のワタクシ、これはこれでもう、何と言うか。
あまりにも未来がなさ過ぎて、やりきれません。


『西の魔女が死んだ 』。

心洗われる作品で、週初めに観た悪夢作品を引きずっていたワタクシの心に
ようやく安堵感が浸み込んでまいりました。
こういう優しいおばあちゃん、いいなあ。

そして、周囲よりもちょっとだけ早く自我が目覚めてしまったがゆえに、不登校になってしまうまいちゃん。私も似たような子供だったから、気持ちはわからないでもないなあ。

でも私は仲間ができないことはなかったし、不登校にもならなかった。
何が違うんだろう。きっと、ちょっとしたことなんだろう。
タイミングとか、本当に些細なこととか。

私はタチが悪くて、その自我が、権力や大人に立ち向かう姿勢として表れて、
多分、教師らにとっては、とてもとても扱いにくい子であったろうなあ。

そして正義感は強かったから、意味もなく仲間はずれになっている子はなぜか私らのグループにいた。はたから見たら、一人浮いていた彼女だったけど私たちはお構いナシだった。
今、どうしているかな、とふと久々に彼女を思い出した。



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